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ターンオーバーについて

メールマガジンバックナンバー09/4/21 #0707より抜粋

皮膚の仕組みを知っていくと、
なぜ子供の頃にできてしまった傷跡が消えないのかの理由や、
なぜスキンケア用品が必要なのかの理由が分かってきます。

そうすると、
肌をもっといたわろうという気持ちが強くなるはずです



「ターンオーバー」という言葉をご存知でしょうか。
聞いたことがあるという方が多いかと思います。

ターンオーバーは別名「角化」と言うのですが、
読んで字のごとく、
細胞が角質化していくことを指すので、角化と呼びます。



通常、ターンオーバーというのは、
皮膚の生まれ変わりのことを指し、
その周期は28日間というように言われています。

つまり、28日間で、新しい皮膚が出てくる、ということなのですが、
このターンオーバーをもっと掘り下げて知っていく必要があります。

通常、28日間で生まれ変わると言われている部分は、
皮膚の中の表皮と呼ばれる部分のみです。

皮膚というのは、
表皮とその下にある真皮から成り立っているのですが、
表皮は更に4つの層に別れています。

上から、
角質細胞層
顆粒(かりゅう)細胞層
有棘(ゆうきょく)細胞層
基底細胞層
です。

一番下にある基底細胞が徐々に押し上げられ、
有棘細胞層となり、
顆粒細胞層となり、
角質細胞層へと変化していきます。

最後に角質は垢となって剥がれ落ちていきます。

それにかかる日数が通常は28日間ということなんですね。



ただ、この28日間というのは、
十分な睡眠と、健康的な食事などの条件をクリアした上での数値ですから、
現代の環境の中で生活をしていると、
なかなか正常にターンオーバーするのが困難になってきます。
28日という周期は、いとも簡単に崩れてしまったりするものです。



さらに、先にも述べたように、
皮膚には表皮と真皮があり、
表皮と同じ様に、真皮にもターンオーバーのようなシステムが存在します。

表皮が正常な状態で28日間かけて生まれ変わるのに対し、
真皮が生まれ変わるサイクルは5〜6年です。

健康的で正常な生活をしていて、5〜6年です。

少し不健康な不規則生活を続ければ、
この5〜6年というのも簡単に崩されてしまいます。



これって改めて考えると、とても恐ろしいことだと思いませんか?

表皮の厚さは約0.2ミリ。
真皮の厚さは約1ミリ。

合わせても皮膚というのは1.2ミリくらいのもの。

ちょっと切り傷をしたら、
すぐに真皮まで到達してしまいます。
また、真皮を超えて
皮下組織まで到達してしまう傷なんて日常茶飯事です。

真皮に傷がついたら、
正常な生まれ変わりサイクルをしていても、
その傷跡が消えるまでに5〜6年かかるということなんです。

だから、かなり昔にしたはずのケガの跡が、
まだまだ残っていたりするのです。

ふきでもの等も、ちょっといじってしまったら、
すぐに跡が出来てしまいます。
それもまたなかなか治らなかったりしますよね。

皮膚はかなり繊細なものであるということが、
これで分かると思います。



また、これも時代の流れを受けて、
現代の便利すぎる環境がそうさせている部分もあるのですが・・・

食品添加物が多く入った食品の増加、
暖房や冷房の充実、外気に満ちる排気ガス、
徐々に強くなる紫外線、そして最近なら黄砂など。

肌にとって悪影響を及ぼす要因は、
身近なところに多く存在しています。

だからこそ、
きちんと洗顔をしたり、
自らの汗や皮脂の替わりを成してくれる
化粧水や乳液を用いたりするわけです。



化粧をすること、
便利で簡単な食事を続けること、
そういった生活が当たり前になってしまっている今だからこそ、

肌をいたわるという気持ちはきちんと持っていなければなりません。

皮膚は、体の内部を包んでくれる大切な存在です。

表面的なことばかりではなく、
そんな働き者の皮膚をいたわってあげる気持ちを
ぜひこの機会に持ち直してみましょう。